当センターは、日本全国より繊維製品に関するご相談を承っております。
織物や繊維製品と聞くと、はじめに「京都」と思い浮かべる皆さんは多いと思います。「桐生」も京都と並ぶ織物の産地であるとともに、繊維産業の一大集積地であります。
また、美術品や工芸品と称する繊維製品の多くは、大手繊維業者が数多く手掛け、商品の信頼性やブランド価値を掲げて、非常に高価なものとなっております。こうした事から、当センターでは各々のご要望に応えた形で、「安価」で確かな商品を「産地ならではの価格」でご案内しております。
山車幕の制作(修復)ほか、繊維製品に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
当センターの姉妹センターを通して、長野県K町の町会様より、山車幕のレプリカ制作に関するご相談をいただきました。現在の山車幕は嘉永5年(1852年)に作られたものであり、歴史的な史料価値も高く、後世に残すことから、今回の相談へとつながったと思われます。
K町へお伺いし、山車や山車幕を拝見させていただきました。お祭りに関する貴重な史料館であり、たくさんの史料がわかりやすく展示されていました。当時の貴重な実物の確認(採寸や素材の確認)をさせていただき、お客様と詳細な打ち合わせをおこないました。
打ち合わせの結果をもとにして、見積書のご提案をいたしました。
元の山車幕をベースに新たな図案の作製をおこないました。刺繍(技法)や図案、素材に関してのご確認をいただき、ご了解をいただいた後、材料の手配をおこない制作に入ります。
完成した山車幕をK町のお客様までお届けにあがりました。実際に山車への取り付け作業をおこない、細部のご確認をしていただきました。立派な山車に新しい山車幕が映えていました。お客様には大変ご満足をいただくことができたと思われます。